Tokyo Startup Gateway2023素晴らしかった!

日曜午後なので、配信tubeを適当に観流すか、程度の腹積もりだったが、あまりに粒揃いプレゼンだったので、殆ど全てのピッチから目を離せず見切ってしまった。

TSGは、ずっと昔、10年ほど前に、1度会場でリアルで見に行ったことがあり、とても面白かったので記憶に残っていた。

会場で見に行くのは刺激的だが結構疲れた覚えがあったものの、配信は気楽に、家で勉強しながら見ることが出来た。

その当時もそうだったのだが、「プランとしてがっちりしているか」というよりは、「人々が強く応援したいかどうか?」を重視しているというのがビジプラコンテストとしての特色として印象深かった。

それだけでなく、今回は特に、「東京都主催」というサービスの公共性の高さ・都市政策的親近性というものも感じさせたものだ。

 

長年見てこなかったのに、今年観ようと決めたのは、表示されていたSNS広告で、ファイナリストの8/10人が「女性」ということで、「これは絶対面白いコンテストだ!」という強い直感がはたらき、大当たりだったわけだ。

また、10年近く前に見た時と比して、皆プレゼンスキルが抜群に上がっているし、各自の披露するプロジェクトの完成度も極めて高く、突っ込みどころが薄く、審査員もむしろ審査段階でも「応援」というスタンスが見られたのも興味深かった(それに比すると、セミファイナリストは、時間の短さもさることながら、やはりプレゼンスキルでも格段に落ちると思われた)

 

性関連のプロジェクトが多いのも特色だったのも、日本社会への風穴を予感させ、とても心強さを感じた(最優秀賞は、小児性犯罪防止のサービスだった)。

学生時代からビジコンは何度も何個も見てきたが、随分洗練されたものだ。

自分自身も学生時代に大小関わったものもあったが、プランがあまりに稚拙・未熟でずーっと「単なる自己満ではないのか??」という疑念から逃れられず、拭い難い虚しさもあったので、感慨深いものもある。

日本社会も起業環境も、一部は成熟を見せつつある、ということだろう。

 

一部やりたいことが近い人やヒントになるプランもあったので、今後のアプローチに直接間接に生かせるかもしれない。